技術分野
水素貯蔵材料であるアンモニアボランを用いた水素の生成方法に関する。
実用化技術
水素燃料電池の水素源として利用可能。特に燃料電池自動車の緊急用水素源、移動式水素ステーション、非常用電源、ポータブル電源など小型から大型まで幅広く利用可。
技術の特徴と優位性
本技術は、金属水素化物とアンモニアボランとイオン液体とを混合することを特徴とする水素生成方法であり、混合により90 ℃以下の低温(原理的には0 ℃以下)でも効率的に水素を生成することができる。
また、混合するイオン液体が固体で、イオン液体がイミダゾリウム系イオン液体であるほか、金属水素化物の金属が第1族に属する金属でも同様の効果を得られる。
関連する特許や論文等
・特許第7017236号
・T. Nakagawa, et al., RSC Adv. 2014, 4, 21681-21687.
・環境・エネルギー 新技術説明会、「混ぜると水素!アンモニアボラン熱分解で高速・大量・高圧水素を得る」、2019年12月3日
https://shingi.jst.go.jp/list/list_2019/2019_minaminihon.html#20191203X-004