技術分野
水素生成装置、水素生成システム、原料カートリッジ、及び水素生成方法に関する。
実用化技術
水素燃料電池の水素源として利用可能。特に非常用電源、ポータブル電源など小型水素燃料電池システムに利用可。
技術の特徴と優位性
本技術は、アンモニアボラン水溶液を触媒に接触させて加水分解水素生成反応を促進する水素生成装置である。アンモニアボラン水溶液が充填された脱着可能な原料カートリッジ、触媒を保持する反応容器、水素排出管・圧力検出部を備えた接続部で構成されている。原料カートリッジから反応容器内にアンモニアボラン水溶液を供給するために、原料供給管に流量調整弁を備えている。流量は圧力検出部が検出した圧力を基に、所定の目標圧力に維持されるように調整される。反応容器内圧が目標圧力以下に低下し、かつ前記流量調整弁の開度が100%であるにも関わらず、目標圧力に維持できない場合、原料カートリッジが空になったと判断して流量調整弁を閉鎖する仕組みとなっている。
上記により操作が簡便で、安定してアンモニアボランを加水分解して水素を生成する水素生成装置を提供できる。
関連する特許や論文等
・特許第6989879号(共有特許権者:昭和飛行機工業株式会社)