研究シーズの内容
エッセンシャルオイル(精油)は植物が産生する揮発性の有機化合物で、特有の芳香を有し、化粧品や食品などに広く用いられています。ブランド化に成功すれば小ロット・限定的な生産でも利益を産むことが可能です。
沖縄本島北部にて、耕作放棄地対策や地域振興のための新規作物導入として、酸性土壌に適合し、高品質の精油を生産できる精油の原料の栽培と、その品質に関する研究を行い、これらの植物素材から得られる精油を「琉球大学の農業技術を活かしたブランド」とすることを目的とし、地域の生産者と連携して商品開発を行っています。
試験圃場(放棄地に対する移植)
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三年後の圃場(5mの樹高)
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葉を水蒸気蒸留し、アロマオイル製品を開発
(製品第一号:沖縄県産ティーツリーオイル)
地元生産者、地元企業の皆さんと協力し、
精油作物等の収量を増加し、精油品質の向上
および安定化を可能とする栽培研究を行っています。
実用化イメージ
畑地および耕作放棄地等、様々な地域に適した精油作物を栽培し、精油を生産します。
関連する特許や論文等
科研費基盤研究C(25450218):沖縄県北部酸性耕作放棄地におけるメラルーカ属樹種を利用した産業植林の可能性
商標:Universite des Ryukyus 登録番号:登録第6082692