研究シーズの内容
農業現場において作物に不明病害が発生した場合、病原体の特定を行うことは、被害拡大防止や適切な防除を行う上で非常に重要といえる。特にウイルスによる病害は、光学顕微鏡では病原体自体を観察することができず、また症状が生理障害と酷似するために診断が難しい。
本研究室では、特に植物ウイルスを対象として、網羅的なウイルス検出技術の開発と、ウイルス種に特異的な検定技術を開発しています。
実用化イメージ
沖縄県農業研究センター、病害虫防除技術センター、農業改良普及センター、那覇植物防疫事務所、種苗会社、生産者組合等の病害診断のニーズに対応した技術を開発・提供する。
関連する特許や論文等
【論文】Viruses 8:70 Yanagisawa et al.(2016)
「Combined DECS analysis and next-generation sequencing enable efficient detection of novel plant viruses」
【寄稿】植物防疫70巻1号19-22 菅ら(2016)
「岩手県における網羅的なRNAウイルス検出技術を用いた植物ウイルス病診断・防除の取組み」
【Web】琉球大学 亜熱帯農林環境科学科 植物病理学研究室ホームページ
URL:http://www.agr.u-ryukyu.ac.jp/labos/phytopathology/