研究シーズの内容
沖縄県産野菜や果物、サトウキビ、その他の沖縄の植物から有機溶媒抽出物やカラムクロマトグラフィーによる分画の調製を行い、さらには必要に応じて対象成分の精製を行う。さらに核磁気共鳴装置(NMR)や質量分析スペクトル(MS)などの各種機器分析で得られるスペクトルから構造解析を行う。対象とする化合物はフラボノイドやリグナンをはじめとするフェノール性化合物やステロイドなどである。
これまでに抗酸化性物質やα-グルコシダーゼ阻害物質などの機能性化合物をサトウキビや野菜などから分離精製して構造を解析した実績がある。
実用化イメージ
分野および用途
・機能性表示食品の開発
・機能性食品の開発
・食品の機能性に関する研究開発
関連する特許や論文等
1)M. Takahashi, K. Takara, T. Toyozato, K. Wada, A novel bioactive chalcone of Morus australis inhibits tyrosinase activity and melanin biosynthesis in B16 melanoma cells. Journal of Oleo Science, 61: 585-592. (2012)
2)Y. Asikin, M. Takahashi, M. Mizu, K. Takara, H. Oku, K., Wada, DNA damage protection against free radicals of two antioxidant neolignan glucosides from sugarcane molasses. Journal of the Science of Food and Agriculture, doi: 10.1002/jsfa.7208 (2015)