研究シーズの内容
農作業の効率化や収量の拡大、さらに若い後継者への技術支援等につなげるために、年配農家が勘と経験で判断してきたことを、各種センターやコンピュータといったICT技術を用いて、様々な圃場情報を記録・収集し、データ化~分析~可視化する研究を行っている。また、農作業をモデル化しデータベース化することで、作業の見える化による作業改善や生産計画改善を図る研究も行っている。
食の安心安全に対する要求からもこのような農業分野におけるデータ化は今後さらなる必要性が生じてくる。研究では、主に各種センサリング技術や通信技術からデータ解析等までの総合的なシステム構築に取り組んでいるが、それぞれ個々の技術要素についても相談可能である。
実用化イメージ
農作業の改善や生産性向上のための農業機械やシステムの開発、携帯端末を用いた農業情報データベースの構築と農作業管理システム(作業記帳、作業指示など)の開発等
関連する特許や論文等
1)(科学研究費補助金)多様な生産条件に対応する集落営農・生産法人等の農作業支援システムの開発,基盤研究,2011-2014
2)(論文)車載情報システムを用いたサトウキビ収獲機の作業記録と作業能率分析,農業情報学会誌,2015