研究シーズの内容
石炭火力発電所から廃棄物として大量に発生する石炭灰フライアッシュは、セメント系材料としてすでに耐久性向上等の効果が確認されているが、さらなる利用拡大のために、新たな特性の解明や用途の開発等が行われている。
本研究では、フライアッシュを用いたコンクリートの力学的特性および耐久性について検討するほか、フライアッシュを用いた補修材の開発についても検討を行っている。特に、海岸付近においては、鉄筋コンクリート構造物が塩害により急速に劣化するため、フライアッシュの遮塩性効果に着目して研究を進めている。
実用化イメージ
分野および用途
FAコンクリートの調(配)合、FAコンクリートの遮塩性評価、FAコンクリートの施工性評価
関連する特許や論文等
1)(産学共同研究)フライアッシュを用いたコンクリート用補修材の配(調)合と対塩害性を初めとした諸性能に関する研究,2015
2)(科研費)塩害環境評価システム確立のための総合的研究,基盤研究,2008-2012