研究シーズの内容
市販のドローンをベースに、自律制御に必要なGPS、GIS、リモートセンシング等の無線通信とその制御を中心とした研究開発を行っており、肥料散布や育成状況の観察を始めとする農業分野での多様な活用方法の検討を行っている。使用する環境によって、求められる機器の性能や無線通信の信頼性といった条件が変わってくるため、より効果的な自律制御システム(ドローン、その他のロボット等)の実現を目指している。今後の取り組みにおいては、用途に応じた新たな機構の開発や、普及を図るためのコスト低減といった機器開発における連携も必要になると考えている。
伊江島における地域独自の無線通信システム構築の取り組みにおいては、無線技術を中心に機器開発や実際の運用に向けた維持管理といった包括的な検討も行っている。
ドローンに限らず無線通信を活用したシステム開発であれば、どの分野でも相談可能である。また、ロボットや各種自動機に関する制御技術の相談も可能である。
実用化イメージ
分野および用途
・農業分野を始めとする各種業界における無線通信および制御技術開発
・ICTシステム(ドローン、その他ロボットの制御技術)開発、無線ネットワーク構築、モバイルアプリケーションの開発
関連する特許や論文等
1)桃原岳志・宮里智樹,メタ情報を利用した蓄積運搬転送型通信のフィルタリング手法と性能測定,電子情報通信学会信学技報,2014
2)玉寄修一・宮里智樹,DTNのためのWebBasedシミュレータの開発とその検証,電子情報通信学会信学技報,2014