研究シーズの内容
近年、地下水を始めとした水環境は、硝酸性窒素、有害化学物質及び微生物による汚染が深刻化している。特に、病原性微生物による水環境汚染がアジア・太平洋地域の発展途上国を始め世界的に問題になっており、沖縄県内においても顕在化しつつあり、新たな対策が大きな課題となっている。
このため、本研究室では,①次世代シーケンサーを用いて,水環境における病原性微生物等の微生物相の挙動を明らかにし、②リアルタイムPCRを用いた特定微生物の遺伝子検出による迅速微生物解析技術の開発を行うことによって、企業ニーズを踏まえた新事業・新産業の創出に資することを目的とする。
実用化イメージ
分野および用途
● 土壌・地下水汚染の現状把握及び対策立案
● 水環境の現状把握及び保全へ向けた対策立案
関連する特許や論文等
1) 琉球石灰岩帯水層における脱窒に係わる微生物相解析、安元純ほか、日本地下水学会誌,57巻,第2号, 153~169、2015年.
2) 安元純,廣瀬(安元)美奈ほか,2014年8月,石灰岩帯水層における脱窒に係わる微生物相解析,平成26年度農業農村工学会大会講演会,新潟コンベンションセンター 朱鷺メッセ