研究シーズの内容
近年、化学合成農薬の効果は高い一方で薬剤耐性害虫や薬剤耐性菌の出現や、食料に対する安全性確保等が懸念されており、農薬ではなく、環境負荷の小さい防除法の利用が求められている。そのような中、植物が本来持っている免疫力を高める物質(プラントアクティベーター)が農業現場で使用されている。プラントアクティベーターによって作物の耐病性を向上させることで、減農薬や薬剤耐性菌の出現抑制等が可能となる。
我々の研究室ではプラントアクティベーターになり得る候補物質を既知の化合物、微生物、植物等から見出すための研究に取り組んでおり、微生物の培養、抽出、病害抑制効果の評価、作用メカニズムの解析等が可能である。
実用化イメージ
分野および用途
・農薬メーカー、 農業資材メーカー等
・病害虫防除関連製品等
関連する特許や論文等
1)Penicillium geastrivorusを利用した3種サツマイモ病害の生物防除