研究シーズの内容
ヒト組織から再生治療用の幹細胞の製造
2016年3月より、琉球大学において脂肪由来の幹細胞(ADSCs)を用いた再生治療が開始された。私は、この再生治療のために、再生治療用の幹細胞の製造技術を、細胞培養加工施設(CPC)内にて確立した(下図)。また、確立された幹細胞の製造技術を活用し、ADSCs以外の幹細胞の製造にも成功している。歯髄由来の幹細胞(DPSCs)、骨髄由来の幹細胞(BMSCs, BM-HSCs)、臍帯由来の幹細胞(UCMSCs, UC-HSCs)などである。これらの幹細胞は、再生治療用として、あるいは製薬原料用として大いに注目されている。
実用化イメージ
- さまざまな再生治療用の幹細胞の製造
- 再生治療用あるいは製薬用の幹細胞の製造方法のライセンス供与
関連する特許や論文等
- H. Sunami, Y. Shimizu, N. Futenma, J. Denda, H. Nakasone, S. Yokota, H. Kishimoto, M. Makita, Y. Nishikawa, “Rapid Stem Cell Extraction and Culture Device for Regenerative Therapy Using Biodegradable Nonwoven Fabrics with Strongly Oriented Fiber” Advanced Materials Interfaces, Volume 9, Issue 16, e2101776, 2022.
- E. H. Ntege, H. Sunami, Y. Shimizu, “Advances in regenerative therapy: A review of the literature and future directions” Regenerative Therapy, 14, 136-153, 2020.