研究シーズの内容
幹細胞およびその原料の情報の管理と共有
再生治療用もしくは創薬用の幹細胞およびその原料を扱う場合、それらに紐づく情報の管理と共有がさまざまな工程で重要となる。私は、この情報の管理と共有を、効率良く確実に行うためのシステムを開発した。このシステムは、ドナーの選定から採取、処理、保管、検査、出荷、受け取り、使用までの情報の管理と共有を滞りなくサポートする琉球大学細胞原料管理システム(RCS-MS)である。このシステムを用いれば、情報の管理と共有をスマートに行えるため、医療機関の持つ幹細胞およびその原料の価値を大いに高められる。
実用化イメージ
- 医療機関で廃棄される幹細胞およびその原料の産業利用の促進
- 幹細胞およびその原料の情報を管理および共有するシステムとしてライセンス供与
関連する特許や論文等
- 角南寛, 傳田淳子, 普天間直子, 清水雄介, 平田哲生, 山本俊成, 大学および医療機関の臨床検体情報共有のための新システム, 第20回日本再生医療学会総会, 2021年3月11日.