研究シーズの内容
細胞移植を行う際、臓器をコラゲナーゼで処理し、細胞を分離する工程があるが、通常の臓器保存液ではコラゲナーゼの活性を阻害するため、細胞の分離効率を低下させてしまう。
そのような課題を解決するために、コラゲナーゼの活性を阻害しない臓器保存液を開発した。開発した保存液は実際の膵島移植で使用され、分離時間の短縮、膵島収量の増加、治療成績の向上等に成功している。臓器保存液の開発で得た知見を活かし、他の細胞移植においても最適な臓器保存液の開発に貢献できる。
実用化イメージ
分野および用途
・製薬メーカー、研究試薬メーカー等
・臓器保存液、希釈液、洗浄液
関連する特許や論文等
特になし