研究シーズの内容
植物は光合成によって空気中の二酸化炭素から糖を作り出します。植物が作る糖の中で、最も生産量の多いものが細胞壁です。植物細胞壁は年間生産量約1,500~2,000億トンと言われており、地球上に最も多く存在するバイオマス資源として知られています。沖縄県においてもバガス(サトウキビ搾汁後の残差)をバイオマス資源として有効利用することが求められています。
当研究室では、性質の明らかになったヘミセルロース分解酵素を組み合わせ、バガス由来の様々な構造のオリゴ糖を製造し、ファインケミカルや食品・化粧品素材、健康食品、生分解性プラスチック、植物生長促進剤等の広範な用途にヘミセルロースを利用するための技術開発研究に取り組んでいます。
実用化イメージ
分野及び用途
● 食品素材、健康食品
● 化粧品素材
● 生分解性プラスチック
● 植物成長促進剤