技術の特徴と優位性
高分子材料(工業用ゴム,ゲル等)を主対象として,材料試験および有限要素解析(FEM解析)に関する研究を行っています.
一般的な高分子材料は金属材料と比べて大きな変形をするのに加えて,ひずみ速度により剛性が大きく変化します.そのため,正確かつ効率的に材料特性を得るのが難しい場合があり,現在でも多くの課題が残されています.本研究室では,デジタルカメラ(&サーモグラフィ)と引張試験装置の併用により,種々の材料試験を正確かつ効率的に計測する研究を進めています.また,計測した材料試験の結果を対象としたFEM解析の研究(材料モデリングと実問題への応用)も行っています.
実用化イメージ
材料試験法やFEM解析法の開発により,商品の性能や強度等について効率的にPC上で予測することが可能になります.
関連する特許や論文等
・藤川正毅,ゴムの二軸引張り試験と材料モデルの選択 & ゴムの粘弾性解析と材料実験,日本ゴム協会 ゴムの力学入門コース2019 ゴム材料・製品のためのFEM解析 (2019).
・藤川正毅,石川清貴,真壁朝敏,田中真人,笹川崇,表竜二,Hyper-Dual Numbersを用いた高精度一階・二階数値微分法に基づく幾何学非線形有限要素法の定式化,日本機械学会論文集,Vol.82-834 (2016) pp.15-00454.