研究シーズの内容
粒子や煙等を用いて各種流体を可視化することで、対象物の特性把握を図る。さらに、可視化した流れを高速度カメラで観察することで、流体機器内部の流れの流速などをコンピュータ解析し、機器性能の向上を図る研究を行っている。高速な流れでもカメラの解像度を調整することで詳細な観察が可能である。対象の条件(大きさ、透明性等)によっては、カメラでの直接的な観察が困難になるため、モデル化した観察やX線での観察等、可視化のための検討が必要となる。主に流体機器を対象とした解析を行っているが、可視化できる流れであれば流体機器だけでなく、医学・農学・土木と言った広い分野での流動現象の解析も可能である。
<橋梁モデルの可視化(動画)と流速分布図>
実用化イメージ
分野および用途
・風車やバルブ等の機器開発、流体の流れに関する解析、微小気泡の新たな用途開発
・風車(再生エネルギー)等の流れの解析による性能向上
関連する特許や論文等
1)高速度連続撮影システム、高速度連続撮影方法、撮影画像偏差校正システム、撮影画像偏差校正方法、コンピュータプログラム、移動ベクトル算出システム、および移動ベクトル算出方法(特開2005-275305)
2)ガス流可視化方法及び装置(特開2006-126050)