亜熱帯植物資源データベースとは

国内唯一の亜熱帯地域である沖縄県には多種多様な植物が存在し、亜熱帯植物の宝庫とも呼ばれています。

沖縄県の亜熱帯植物には、人の健康に良いと古くから伝えられ食されてきた植物も数多く存在し、それらの幾つかについては、地元の企業または県外の大手企業等によって商品化がなされ、地域経済に寄与しています。

沖縄県における有用な植物資源の情報は、薬草図鑑やインターネット上の植物データベースを調べることで入手できますが、個々の図鑑やデータベースでは沖縄県の植物資源等情報の全体が概観できるようになっておらず、沖縄古来の伝承・事業等の調査結果・大学等研究者による研究成果や安全性情報、各機関での独自の調査によって得られた情報の共有化が十分になされていない現状にあります。

本調査では、沖縄地域で伝統的に継承されてきた植物資源の更なる活用に向けて、植物資源の棚卸しを行い、これまで実地されてきた植物資源の調査・整理等の文献や事業を取りまとめ、今後商品化の可能性が見込まれる未利用資源を追加していきます。

また、すでに利用されている有用植物資源については、これまでの研究論文や特許情報、安全性情報、商品形態等を整理・集約することで、将来的には産官学が連携するためのツールとなりえる沖縄植物資源データベース構築を目指します。

※本データベースは、平成26年度 地域新成長産業創出促進事業費補助金(地域資源活用ネットワーク構築事業)にて作成されました。