ビワ Eriobotrya japonica
- 分類
- 植物
- 和名
- ビワ
- 学名
- Eriobotrya japonica
- 方言
- ビワ
詳細分類 | 植物界>被子植物門>双子葉植物綱>バラ亜綱>バラ目>バラ科>ナシ亜科>ビワ属 |
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用途 | 薬用, 食用, 木工用材, 工芸材, 栽培用, 防風 |
薬用部位 | 葉, 幹, 果実, 種子, 樹皮 |
性状 | 高さ10mの常緑中高木。葉は20〜30cmの細長い楕円形。直径1㎝の白色の花が咲く。果樹として栽培され、品種もいろいろある。中国中南部原産で、沖縄を含む日本では関東以西の石灰岩地帯の暖地に分布。若枝は淡褐色のラシャ状の毛を密にかむる。葉は互生し、大形の長楕円形あるいは倒披針状長楕円形で、長さ15〜20cm、鋭頭、基部はせまいくさび形で短い葉柄をもち、ふちには低い波状の鋸歯がある。葉質は厚くてかたい。花は円錐花序で茎頂につき、中軸、花柄、がく片とも淡褐色のラシャ状の密毛につつまれ、白花が咲く。果実は球形または洋ナシ形で、径3〜4cmぐらい。黄色に熟して食べられる。 |
伝承 | 咳、咽喉の乾燥、百日咳、痰切り、嘔吐、胃腸病、胃弱、消化不良、食欲不振、暑気払い、利尿、腎臓病、膀胱炎、淋病、帯下、脚気、打身、捻挫、むくみ、あせも、湿疹、肝臓病、糖尿病、のぼせ、不眠症、尿が出にくい時、腹痛、喘息、疲労回復、感冒、熱病、産後の口渇、潤肺、痢病 |
化合物 | アミグダリン、サポニン、タンニン、ビタミンB群・C |
引用文献 | 978-4-89982-219-6「おきなわ 野の薬草ガイド」 大滝百合子著 「熱帯・亜熱帯の未利用植物資源の多目的高度利用システムに関する研究報告書」 財団法人 地域産業技術振興協会 4-88024-120-2「沖縄民俗薬用動植物誌」 飛永精照監修 前田光康 野瀬弘美編集 「沖縄の薬草百科 誰にでもできる薬草の利用法 やさしい煎じ方と飲み方」 多和田真淳・太田文子共著共著 「みぢかな薬草たしかな健康」 石垣市健康食品・薬草開発調査研究報告書 「沖縄薬草 家庭栽培と薬効」 多和田真淳著 多和田真淳著 |