産学官連携部門長挨拶

産学官連携部門長挨拶

大学は、学術研究の推進や高度人材の養成を本来の使命とし、そこに存在意義を見いだしつつ社会への責任を果たしてきました。しかし、大学が有する「知の資源」を社会全体(地域社会、経済社会、国際社会など)の発展に寄与するように活用すること、すなわち社会貢献が第三の使命として位置づけられるようになってきてきます。社会貢献のもつ意味は様々ですが、大事なことは、社会貢献がそれぞれの大学がもつ個性と特色を最大限に活かしつつ行われることだと考えます。そのような中で、琉球大学は、Land Grant Universityとして設立された経緯があり、地域と一丸となって地域発展に尽くしていくことを使命としています。

琉球大学は、平成28年度以降6年間の中期目標・中期計画において大学が果たす地域貢献への役割をより明確にしています。他方、地方創生は国策としても大きな柱として位置づけられ、沖縄県の産業振興に向けたイノベーション創出がこれまで以上に求められています。琉球大学地域連携推進機構産学官連携部門はこのような認識のもと、①地域ニーズの把握とこれに基づくイノベーション創出のための仕組みづくり、②地域ニーズに対応した人材輩出の拠点と成る事を主な目標として活動します。

沖縄県ではこれまで三次産業すなわち観光産業や通信産業においては県の施策や企業努力により関連産業が集積・活性化しています。一方において、一次・二次産業においては大きな進展はない状況にあります。都市部におけるサービス・情報産業の振興がある一方において加工業や農村部の農業は停滞しているのが現状であります。これは沖縄に限定した問題ではなく、日本全体をとりまく縮図ともいえます。このような、現状を打破し、沖縄全体を活性化するには、沖縄県の産業構造を考慮したイノベーション創出のプラットフォームを琉球大学が提供する必要があります。

産学官連携部門は、地域連携推進機構の枠組みの中で琉球大学の「知の資源」を活用し、産業界、大学・公的研究機関、自治体等と密接に連携しながら地域産業の振興発展に貢献し、沖縄県の産業競争力を強化することを目指します。地域の皆様におかれましては、産学官連携部門をご活用頂き、沖縄の明るい未来を我々とともに創造して頂ければ幸いです。

産学官連携部門長 竹村 明洋